2023年2月13日 第5回DX勉強会を開催いたしました!

 

 

鹿児島DX推進事業は、オンライン方式で、10月から月1回のペースでDXの勉強会を開催しています。

 

第5回のテーマは、「DX推進に向けたIoT活用」です。

 

今回は講師として、HMS株式会社様、島田電子工業株式会社様、KEYes株式会社様の3社をお迎えし、IoTを活用したプロダクトやサービスについて実際の事例を交えながらご紹介いただきました。

 

IoTとは、モノがインターネットにつながるという概念や関連技術の総称のことで、IoTを導入すると、作業効率の向上や業務の省人化、予知保全の強化などのメリットが期待できます。

 

まず、最初にお話いただいたHMS株式会社様は、「エッジAI技術を活用し、お客様の産業DX化を貢献する」をミッションに掲げ、IoTとAIを軸としたAIエッジシステムのトータルソリューションの開発、提供を行っておられます。

 

AI処理機能が搭載されたエッジAIカメラは、映像をAI技術を用いて自動的に解析できる部分が現場としてニーズが高く、食品・衣料品、製造・FA業、自動車・移動型ロボットなど、様々な産業に対応しています。
また、昨年11月に発表したエッジクラウディングAIサービス「SINGRAYNET」は圧倒的に安く速く導入できることが特徴です。

エッジクラウディングボックスを使用することにより、映像データをそのまま送るのではなく、ボックスを経由して圧縮することで映像をクラウドへ転送する際の接続コストを大幅にカットし低コストを実現しており、さらに、顔検出・マスク着用判断・男女・年齢層判断、自動車検出・分類・追跡・車速計測・渋滞判断、イチゴ・トマト・キュウリ・ナス検出・熟れ具合判別など、各産業のチューニング済みのモデルを豊富に用意することで、導入最短1時間という速さを可能にしています。
お客様に最適なかたちにカスタマイズした提供も行うことができ、自社のDX化の一環としてIoTを取り入れるイメージを具体化できるようなお話を聞かせていただきました。

 

次にお話いただいた島田電子工業株式会社様は、創業以来40年以上、オプトエレクトロニクス専業メーカーとして製品開発を行いつつ、設備稼働率の改善や、故障予知を行うIoTソリューション事業にも注力されています。

 

島田電子工業株式会社様のIoT事業は、自社の製造現場での課題解決の経験や知見に基づいていることが大きな強みとしてあり、実際に中小企業である自社の事例を交えて、特に製造業にフォーカスを当て、IoTの必要性について話してくださいました。

 

製造業にとっての設備とは、稼働時に価値を生む資産と定義づけられますが、実際に以前の島田電子工業株式会社様の製造現場では、設備の稼働時間が把握できていないという課題がありました。その課題を解決するために開発したのが、設備稼働監視のためのハードウエアとソフトウエアです。

設備ラインにリスクが無いようかんたんに設置できるハードであること、設備や遮断物があってもしっかりつながる無線通信であること、工程や事務の人など、誰が見てもわかりやすく使いやすいソフトであることという製造業の現場に特化した3つの要件をもとに開発されています。
システム導入後は、設備稼働時間に関して正確な現状把握が実現し、どの設備が、どの程度、どんな理由で停止しているかが明らかになったことで、改善策が打てるようになり、その結果、設備稼働率が21.8%も向上し、空き時間での新規案件対応や省人化にもつながるという効果を生み出しました。
実際の自社の事例をお話いただいたので、リアリティや説得感を持って、IoTの必要性について確認できるお話でした。

最後にお話いただいた、KEYes株式会社様は、スマートフォンで解錠操作するスマート南京錠・キーズロックサービスの製造・販売を行っておられます。

 

キーズロックサービスは、屋外、屋内問わず、現在南京錠を使っている場所であれば、すぐに利用することができます。

特に、屋外利用が可能なスマートロックという特徴はキーズロックだけの強みです。

 

「KEYesアプリ」をインストールすることで南京錠がスマートフォンで管理できるようになり、各スマートフォンの利用者に鍵を解錠できる時間、日時の限定、責任者への解錠権の付与なども設定できるので、危険施設への施錠管理不足による事故や、盗難・犯罪、鍵の受け渡しの手間などに関わる様々な課題を解決することができます。

 

また、解錠のログも残るので、例えば、飲食店の事例では、オーナーが、従業員の「誰が、いつ、どこ」の店舗を使っているか確認できたり、営業所の事例では、高額な設備の保管など、役職上位者の鍵の管理が必要だったものにおいて、ログが残るので立ち会っての解錠が不要になるといったメリットがあります。

 

身近な「鍵」という存在にIoTが組み合わされることで、日々の中で当たり前になっている作業に、見落としていた改善点を見出すことができ、業務効率化のポイントに気付かされるお話でした。

 

5回にわたって行ってきた勉強会は今回が最後の開催となりましたが、HPでは過去開催分の記事も閲覧できますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

 

https://kagoshima-dx.jp/activity/

 

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