第1回目の開催に続く今回は、前回のテーマであった“DXの基本の理解”から少し先に進み、DXを取り入れる上で何から手を付ければ良いかの参考になるような事例を、前回と同様、鹿児島県内でDXを推進、支援している講師の方々に紹介していただきました。
第1部のテーマは、「デジタルで変わるビジネスと変わらないビジネス」。
DXが起きている場所では、
ミッション=企業の使命
ビジョン=ありたい姿
バリュー=価値観
が見直されているという、DXを取り入れる上での基盤となる考えを、鹿児島県DXアドバイザーの勝眞一郎氏が話してくださいました。
第2部はパネルディスカッション形式で、「事業変革最前線」をテーマに、
㈱現場サポート代表取締役 福留進一氏
㈱GiFFT代表取締役 出口顕哉氏
㈱リリー代表取締役CEO 野崎弘幸氏
の3名にお話していただきました。
福留氏は、社内の情報を原則オープンに、何でも共有するためにデジタル化を取り入れることで、共有された情報を自分ごととして捉えるような意識が社員一人一人にめばえ、それによって企業風土を変えることができるというお話をしてくださいました。
出口氏は、本質的に解決したい課題を明確にすることで、業務フローのどこにDXを取り入れるべきかを把握することの重要性や、経営層が一緒に考え、話し合う姿勢が何よりもまず大切だというお話をしてくださいました。
野崎氏は、漁業者のDX導入事例を用いて、一歩ずつアナログをデジタルに変え、できるデータから解析していく、そういった小さなDXの積み重ねによって、事業の新たな可能性を見つけられるというお話をしてくださいました。
第3部では、支援機関として、鹿児島県よろず支援拠点チーフコディネーター森友伸和氏にお越しいただき、鹿児島よろず支援拠点の事業内容と、DX支援事例のご紹介をいただきました。
DX導入において、まずはトップの経営者層が率先して取り組むことの重要性と、DX導入は100%の成功を求めるよりも、スピード感を持ってやってみることに価値があるということを感じられる第2回目のセミナーとなりました。
かごしまDX推進コーディネート事業では、今後も、勉強会や伴走支援、社内研修などの各支援を行っていきます。
個別相談は、セミナー参加の有無に関わらず随時受け付けております。
ご興味のある方は、ぜひ詳細をご確認ください。