2023年1月23日 第4回DX勉強会を開催いたしました!

 

鹿児島DX推進事業は、オンライン方式で、10月から月1回のペースでDXの勉強会を開催しています。

 

第4回となる今回は、「自社のDX推進において、外部のデジタル人材を活用する方法を学ぶ」がテーマです。

 

DXを人材の視点から見た時、社内のDX人材の育成だけでなく、外部の人材をどのように活用すべきかという点は、重要なポイントになり得ます。

 

今回は、講師に株式会社Another worksの大林尚朝氏をお迎えし、どうして外部人材を活用したほうが良いのか、外部人材の活用のポイントや事例について詳しくお話を聞かせていただきました。

 

大林氏が代表取締役を務める株式会社Another worksは、「挑戦する全ての人の機会を最大化する」をビジョンとして掲げ、「複業クラウド」という、”複業をしたい人”と、”人材を探す企業や自治体”をつなぐ複業マッチングプラットフォームのサービスを提供しています。

 

「複業クラウド」では、仕事を、副業ではなく、「複」業と定義し、一般的な「副業」が副収入を得るための金銭報酬を目的としたものであるのに対し、「複業」は、金銭報酬よりも、自身のスキルアップや、地元への恩返しをしたいという想いなどといった経験報酬や感情報酬を目的としているものとして捉えています。

 

「複業クラウド」には、複業を希望する5万人の登録者が実名写真付きで登録されており、採用を希望する企業などの側は、月額定額の使用料金を支払えば、何人でもスカウト、採用ができるという仕組みになっています。採用手数料が一切不要という点は業界初の特徴で、すでに、大手からスタートアップまで、1000社以上が幅広く導入している実績があります。

さらに、導入実績は企業だけでなく地方自治体でもあり、65の自治体で、200名以上が実際に登用しています。

 

複業人材採用のメリットは、ピンポイントで必要な期間だけ、必要なスキルを持った人を採用することができるという点です。

また、業務委託で、雇用ではないので、簡単な手続きですぐに仲間として迎えられるという利点もあります。

 

さらに、金銭よりも、経験や想いを重視する「複業」の考え方は、地方自治体において、地元への想いがより強い人を採用しやすいなどの点において、地方での外部人材確保の目的とマッチしやすいと大林氏は語ります。

実際に、出水市、奄美市の事例では、市の事業開発や営業企画の職種の募集をかけたところ、ボランティアにも関わらず、2週間で100名を超える応募がありました。
また、奈良県三宅町では、DX推進を担う人材を複業で採用することで、縛りのある予算内でDX推進を成功させたという事例もあります。

 

DX推進で大切なのは、what→howの順番で考えることだと大林氏は言います。

DXを「どのように」するかというhowの部分の「ツール・手段」から考えるのではなく、「何をするか」というwhatから考えて、それに合わせてツールや方法を選ぶこと、この順番を逆にしてしまうと、DXを成功に導くことは難しくなります。

howの一つである人材も、ツールと同じ様に、自分たちの課題や、やりたいことを達成するために、採用することが大切だと語ってくださいました。

 

生産年齢人口が年々減っており、採用へのコストや難易度が課題となっている現状だからこそ、「複業」で人材を補う方法もあるという新たな視点を学べる第4回DX勉強会となりました。

 
 

次回、第5回は、様々なモノとインターネットをつなぐ技術「IoT」をテーマとして、IoTを活用した最先端なプロダクトやサービス、導入事例、またIoT活用におけるポイントについて、実際の事例も交えながらお話しします。

 

DXの基礎と本質を学びたい方や、これから自社内や取引先でIoT活用を検討している方は、是非ご参加ください。

 
 
<第5回DX勉強会のご案内>

 

■日時:2月13日(月)13時00分~14時30分

■テーマ: DX推進に向けたIoT活用

■趣旨:IoTの基礎と重要性を学び、社内での活用イメージを考える

■登壇企業

①HMS株式会社:世界最速・最小・最軽量AIスマートカメラ等の開発、販売    https://www.hms-global.com/

②島田電子工業株式会社:電子部品製作や改善ノウハウを元に、設備稼働監視システム「Device Watcher」を展開 https://shimada-denshi.com/

③KEYes株式会社:スマートフォンで解錠操作するスマート南京錠・キーズロックサービスの製造・販売  https://keyes.info/

■開催方式:オンラインのみ(Zoomウェビナー)

■参加費:無料

■タイムスケジュール

14:00~14:10      主催者挨拶

14:10~14:30      1社目登壇(HMS)

14:30~14:50      2社目登壇(島田電子)

14:50~15:10      3社目登壇(KEYes)

15:10~15:20      次年度取組説明(鹿児島県庁)

15:30             閉会

■お申込みフォーム

https://forms.office.com/e/PtdnauPVJL

 

※ご回答期限:2月10日(金)

※オンラインZoomリンクは、開催前日までにご参加予定の方へご案内いたします。

※過去のDX勉強会の様子については、事業ホームページの活動事例に掲載しております。

(事業HP:https://kagoshima-dx.jp)

 

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